押尾コータロー ライブレポート
押尾コータロー at FESTIVAL HALL
ライブ情報
- 日時
- 2008年8月30日(土) 18:30〜
- 会場
- 大阪フェスティバルホール
レポート
- 初めに
- 当日二日酔い気味&超睡眠不足であったことにご留意ください(爆)
今年2度目の押尾コータローライブへ行ってまいりました。場所は建て替えのため今年いっぱいで一旦閉館となる大阪のフェスティバルホール。その昔あの Led Zeppelin もライブを行なった由緒正しいホールです。山下達郎さんも「最高のホール」と絶賛しているとか。コータローもこのホールでライブをやりたいとずっと思っていたようです。そしたら忙しいのに GREENS の鏡さんが頑張ってくれて今日にセッティングしてくれたそうです。コータローの夢がまた一つ叶いました (^_^)v
会場到着前にのぶぞ〜さんからメールが…「ライブが終わったら食事でも…」とナンパされました(爆) もちろんOKで返信しておきました。そして開場時間の17時45分をやや過ぎてフェスティバルホールに到着。既に入場が始まっていたので速攻で入口へ向かいます。もちろんまずグッズ売り場をチェックしたのは言うまでもありません(笑) 「うわ〜! スゲェ並んでる (^^ゞ こりゃダメだな。Tシャツはライブ終了後だ…」ということで真っ直ぐ座席へ…
- ↓
このフェスティバルホールは、行ったことがある人なら分かると思うのですが、どの席でも随分見やすい造りになっているんです。それに音も最高に良いです。その昔 Jeff Beck をここで見て震えながら感動したのを思い出します。さて、今日はコータローがどんなライブを見せてくれるのか…
チケットは当初2枚だけの予定だった(私と42歳妻さん)のですが、今回はいろいろあってw4枚も確保できておりました(驚) 無駄にするのももったいないので会社の同僚に声を掛けてみたところ、あっさり残り二人が決定(笑) 私より10歳超年上の先輩(Uさん)と私より15歳超年下の後輩(Kくん)です。二人ともコータロー初心者ではありますが、事前にコータローの音源をいくつか体験しておいてもらいました。もちろんコータローのライブは今日が初めての二人。多分ビックリするだろうなあ…と密かにニヤニヤしておりました。「ステージに何にも置いてないですね。本当に一人だけでやるんですね…」と語るKくん。そうです、本当に一人だけなんやで!…それと、マイミクの必着仕事人さん、それによっぴさんが私の席まで来てくれました。わざわざどうもありがとうございます m(__)m
開演予定時間を約10分ほど過ぎたあたりで暗転。さあいよいよスタートです! 一曲目は何かな? 私的には「Departure」じゃないかなと勝手に予想しておりました。当然ながらハズレマシタ(爆) これ、当たった試しがないですね (^^ゞ
- 「ボレロ」
- うわ〜いきなりですか?! 赤を基調とした照明が印象的。凄く小さめの音量から始まり、じわりじわり音量を上げながら頂点へ向かっていくサマが毎度ながら最高です。「あぁ、俺コータローのライブに来てるんだ」とここで実感できました。
- 「Destiny」
- この曲はライブ体験2度目。やはり代表曲なんですね。で、コータロー、ちょっと緊張してる? 「ボレロ」の時も感じたんだけどやや調子が悪いんじゃないかな…
暗転→ライトアップ後、コータローが持っているギターを見てビックリ! それって TACOMA® Thunderhawk BM6C Baritone Guitar だよね? ということは…
- 「ファイト!」
- ぐわ〜!! これをライブで聴けるとは思ってもみなかった。音が太いのなんの。それほとんどベースじゃん!みたいな感じ。迫力も桁違いでした。カッコいい! メッチャカッコいいよ! ただ高音の出がイマイチだったような気がする…
- 「オアシス」
- 出ました定番。やっぱりこれは聴かなきゃね。でもコータロー、緊張しているのかやや調子は悪目。1回目のサビの部分、多分失敗してたような気がする…河内長野での「オアシス」が完璧だったからちょっと惜しまれるなあ。でも、でも、いい曲だ。それは間違いない。
ここで「夢」のお話。「夢を持ち続けよう!」というメッセージを繰り返し送るコータロー。「あなたの夢は何ですか?」という問いにいつでも答えられるようにしておかなきゃね。俺? 俺ですか? そりゃワンマンライブですよ!!(爆) それとですね、今日はコータローのお父様もライブに来ていらっしゃったんですって。あの人かなー? とかあっちこっちキョロキョロしてた人、手を上げて! (^.^)
- 「DREAMING」
- この曲あたりから落ち着きを取り戻した(ような気がする)コータロー。演奏が凄く安定してきた(ような気がする)。これ、やっぱカッコいいよなー。しかもスタンダードチューニングですよ。コピー道まっしぐらで行くっきゃないでしょうか? !(^^)!
暗転→ライトアップ。椅子に座って弾きますコーナー開始。というか…うわっ! そのギターって TACOMA® P1 Papoose® だよね? ということは…
- 「カノン」
- うわーこれも聴けるの? (^^♪ ストラップなしで演奏。あの「ドラマティック・ライブ」と同じです。今回は照明がかなり凝ってますね。「走馬灯のように頭の中を駆け巡ります!」的な感じ、と言えばいいかな? (^^ゞ 「ファイト!」と同様にこれをライブで聴けたのは嬉しかったです。
- 「Friend」
- GIBSON CF-100 で演奏。かな〜りラフスケッチな「Friend」だったな。ほとんど原形を止めてないというか(笑) 途中「アルプス一万尺」「かえるの唄」を挿入。非常にリラックスした演奏でちょっとホッとできる時間…
- 「ゲゲゲの鬼太郎」
- これ「Friend」の挿入曲だったっけ? うーん思い出せん (T_T) ま、いっか。今日はきちんとフルでやってました。初めて見に来た同僚二人は「こいつ、何弾いとんねん!」という感じだったんじゃないかな? (爆)
- 「桜・咲くころ」
- 何と! GIBSON CF-100 のまま演奏。これは初めて聴くパターン。ワンクール目、多分コータローが思いっきりミスったような気がしたんやけど(いやあれはきっとアドリブアレンジやね 汗)、そこはプロ、何事もなかったように弾き続けておりました。アレンジもオリジナルに比べ大分崩した感じで弾いていたのが印象的。それにしてもイナタイ GIBSON で弾いてもいい曲はいいんやな。痛感。これも私的に早く完コピしたい曲。暗譜してからどれだけ時間経ってるんやろ? まあそれだけ難しい曲だということやろね。
ここで「椅子に座って弾きますコーナー」は終了。ライブは続きます。
- 「見上げてごらん夜の星を」
- これライブで聴きたかったんだよね。そして今日は本当に素晴らしい演奏を聴かせていただきました。これが間違いなく今日のベスト(厳密に言えば第二位)の演奏。照明も素敵でバックが「夜の空に輝く星達」になっているんです。いやー思い出すだけで鳥肌が立ちます。最高でした。ちなみに(笑) これもスタンダードチューニングです。コピー道まっしぐら…(以下略
- 「ジュピター」
- どへー!! こんなのまで聴けるの? 最高。というかアルバム「Be HAPPY」からの曲が3曲連続して演奏されたことにビックリしちゃいました。ま、俺が最初に買ったコータローのCDだからね(それ、自慢なのか? 笑)
- 「Merry Christmas Mr. Lawrence」
- 定番中の定番。もう何も言うことはないでしょう。照明、ちょっと凝り過ぎじゃない? っていうくらい凝ってました。あまり凝り過ぎると音に集中できなくなるので注意が必要です(スタッフの皆さんへ)。それにしても崇高なアレンジ曲を3つも繋げるあたり…長い長い歴史を持つフェスティバルホールでこれまでライブを行なってきた先輩達に敬意を表したのかな…
- 「ブラックモンスター」
- これも代表曲となりつつある曲なんでしょうね。これコピーはしたことないけど、あの雰囲気を出すのってかなり難しいだろうな。ただ弾けるだけじゃ絶対ダメ。なんせ「ブラックモンスター」ですから、まずは自分が得体の知れない何かになるくらいの勢いで練習することが必要でしょう(笑)
今日は全体的にMCは少なめやなあ…さあーそろそろエンジン全開!! ここからは怒涛の5曲が続きます。
- 「Busy2」
- これもアルバム「Be HAPPY」から。ライブ初体験ですが、この曲がこんなにカッコいいとは全く気づいていませんでした。やっぱりどんな曲でもライブで聴かないとダメね。もうノリノリ。最高でした。それにしても弾くのは難しいやろなあ…「忙しい忙しい…ってイメージの曲です!」ってそのまんまジャン(笑)
- 「Rushin'」
- 「夢を持ち続ける人に捧げます!」 この曲、ホントカッチョいいと思うんだけど、弾くのはメッサ難しいんだろうな。特にサビで弾くハイフレット部分。どうしても音が綺麗に響きにくいポイントがあるからなあ。コータローもその辺たまに危ない部分あるし(爆)
- あ、思い出したけど、この曲の時 YAMAHA LL86 CUSTOM を使ってましたね!
- 「翼 〜you are the HERO〜」
- この流れでこの曲か。思い切った選曲やなあ。「みんなの背中に翼が生えますように…」みたいな話してたっけ? デビルマンじゃないんだから(爆)
- 「Big Blue Ocean」
- ぬわに? (「Rushin'」も事実上の一曲目と捉えれば) アルバムの一曲目を3連発。この選曲と配列にはビックリしました。あり得ねえ。当然ウェーブ促進運動開始(笑) 皆立ってるのに大丈夫かな? とか思っていたらさすがにコータローちゃんも気づいて一旦皆を座らせた時はホッとしました(爆)
- 「HARD RAIN」
- もう圧倒されっぱなしの状況で…「今日最後の曲ですー!」 もう定番中の定番中の定番(笑) この5連発はお腹いっぱいになるわ。同僚のKくん、「今の、左手だけで弾いてませんでした?」 そう、そのとおり! 俺は弾けないけどね (T_T) この曲の最後のタッピング音は気合入ってたな。「ジャン!!」って鳴った瞬間異空間に行っちゃってた自分を現実に戻せたような気がします(爆)
この時点で既に丸2時間が経過していました。大喝采でアンコールを求めるお客様。うーん、なかなか出てこないな。やっぱり2階から出てくるのかな?…と思っていたら普通にステージへ再登場。実は私達の席からは客席からステージへ上がるための階段が全く見つからなかったのです。ひょっとして今日は客席練り歩きはないのかなあ…
- 「ウルトラQ〜ウルトラマン〜ウルトラセブン」
- 「ウルトラQという曲です。今日のお客様ならほとんど説明は要らないと思いますが…」
- 生では初体験。こういう曲を聴くとやはりコータローは上手いなあと思いましたね。実はこっち関連の曲ばっかり練習してたりして(笑) それにこういうコピー曲ばかり集めたCDを作っても十分売れると思います(爆)
- 「ウルトラセブン」では客席を3つに分けて「セブーン」のコーラスを歌わせる王道パターン。この時コータローが「セブーン」と歌って皆に説明していくんだけどどうも音が合ってない感じ(実はオクターブが違っただけ)。客席から「違ーう!」とダメ出しされてました(笑) そうそう、低めの歌い出しにしないとね。それにしても客席のみんな、「ウルトラセブン」上手いなあ(爆)
…と終わったところでみんなに手を振りステージを後にするコータロー。会場からは「えー!?」の声大爆発(笑) でも本当に引っ込んでしまいました。まさか、これで終わり? 照明がそのままだから当然まだあるよね…
- 「Dancin' コオロギ」
- ホッ。2階から出てきました。私の席からは全く見えませんでしたが、2階の端から端までを練り歩いているのは1階の前の方の人の視線を見ていてわかりました(あっ、ちゅほさん見っけ!)。
- そして1階。私達のちょうど真後ろの入り口からコータローが登場! 42歳妻さんは大はしゃぎ! 「私、今ホントに目が合ったよ!」 うんうん、みんなそう言うんだよ(爆) 抱きついたりしないでねw。親指の爪、かなり長いなあ。1センチくらいはみ出ている感じ?…それとコータローは前回間近で見た時より若干痩せた様に感じたのは気のせいでしょうか…
- オン ベース 押尾コータロー → オン エレキギター 押尾コータロー → オン クラシックギター 押尾コータロー。クラシックギタリストはライブでは見たことがなかったのでなかなか笑えました。
- オン フォークギター 押尾コータロー では例の Em コードネタ、そしてアリスの「チャンピオン」。1番をほぼフルコーラスで歌ってました。おいおい、コータロー本人はこの曲の時が一番ノッテルんじゃないのか? 子どものようにステージ上を所狭しと走り回って歌っておりました(笑)
- オン 津軽三味線 押尾コータロー、オン 鼓笛隊 押尾コータロー、オン ドラムス 押尾コータロー。もうパワー全開炸裂。というか、この曲、こんなに長いんだ(笑) もうお腹いっぱいです。
- 「Brilliant Road」
- 今回はしっとりシングルトーンで始まるパターン。この曲もホントによくできているなあ。DAEAC#E なんていうヘンテコなチューニングなのに(笑) サビメロは当然みんなで大合唱。うー、これも弾きてえ。カッチョええ。
- 「あの夏の白い雲」
- 亀岡ギター。今日も随所でこのギターが活躍していました(確か一曲目「ボレロ」もこれ)。かなり小さめの音量でスタート。で、サビに来たらドーンと6弦で低音を鳴らす感じが堪らなく素敵でした。バックに映し出された青空に浮かぶ白い雲も吸い込まれそうになるくらい美しかった。ああ、今日はこれで終わりか…
と・こ・ろ・が、なぜか照明がそのまま。うん? ま、まだ何かやるのか。アンコールだけで50分くらいやってるぞ(驚) ど、どうなってしまうんや?
と、ここで再びコータローがステージに登場!! ツアーグッズである緑のTシャツにGパンというスタイル。しかも手には(おそらくリペアが終了したばかりの) GIBSON L-1 を持っておりました。おー、いったい何が始まるんやろ?
いつもは電気の力を借りているんで…今日は最後に電気に頼らずやってみます。2階の人にも音が届くように頑張って弾きますんで…あ、照明だけはつけときましょか。見えないから(笑)
…と言いながらステージの前の段差に腰掛けるコータロー。そして…
ファーストアルバムの時に作った曲をやります。
- 「黄昏」
- エー!! マイクも何も一切無しの正に生演奏! しかも私が現在猛練習中のこの曲。このタイミングでこの状況で…アカン、マジで泣いちゃいそう。いっせいに会場にいた全員が静まりかえりました。無音。そんな中あらゆる方向に向けて放たれたコータローのギターの音が会場全体に染み込んでいきました。このフェスティバルホールに今日のライブの記憶を植え付けるかのように…
- コータローのギターの音は2階にも十分届いていたと思います。こんなラストは全く予想していなかった。もう最高。それしか言葉が見つからない。つまり、これが本日のベスト (^_^)v
いやー、時間にして3時間余り。これまでの押尾コータローライブの集大成とも言える内容でした。お腹いっぱいです。先輩のUさんも「これは値打ちあるわ!」と大絶賛されていました。でしょ? (^_^)v
…とライブは終わってしまったのですが、関西在住の方に朗報です。2008年12月23日(火・祝)〜25日(木)、新しく完成する大阪サンケイホールブリーゼで「押尾コータロー クリスマス・スペシャル・ライブ Breeze 3days」が決定しました! 一般発売は11月初旬とのこと。3daysかあ。しかも年末。チケット取れるんかなあ。というか、そもそも行けるんかなあ (^^ゞ いや、何としても行くぞ! お母ちゃんに怒られようが何が起ころうが行くぞ!(爆)
会場を出て「あ、そや。Tシャツ買うの忘れてた!」 人の流れが止まらないから逆行できな〜い (T_T) しばらく待って空いてきたところを見計らって再入場。でもグッズ売場にはまだまだ長蛇の列が出来ていました。今日は立ち見も出たらしいし押尾コータロー人気もかなり浸透してきたようです。でもチケットが取り難くなったら嫌だなあ(いつも自分で取ってないけど 汗)。
何とかTシャツもゲットできました。
まあなんだかんだ言っても、やっぱりコータローは最高ですよね。そう思わせてくれるボリュームたっぷりのライブでした(のぶぞ〜さん達と食事する時間がなくなっちゃったけどね汗)。
- セットリスト
-
- ボレロ
- Destiny
- ファイト!
- オアシス
- DREAMING
- カノン
- Friend〜アルプス一万尺〜かえるの唄〜ゲゲゲの鬼太郎
- 桜・咲くころ
- 見上げてごらん夜の星を
- ジュピター
- Merry Christmas Mr.Lawrence
- ブラックモンスター
- Busy2
- Rushin'
- 翼 〜you are the HERO〜
- Big Blue Ocean
- HARD RAIN
- ウルトラQ〜ウルトラマン〜ウルトラセブン (↓Encore)
- Dancin' コオロギ
- Brilliant Road
- あの夏の白い雲
- 黄昏
文書情報
- 初稿
- 2008年8月31日
ナビゲーション