押尾コータロー ライブレポート

押尾コータロー アコースティックコンサート2009

ライブ情報

日時
2009年5月22日(金) 19:00〜
会場
いたみホール(兵庫)

レポート

昨年8月の大阪フェス以来約9ヶ月ぶりにコータローのライブへ行ってまいりました。場所は兵庫県伊丹市の「いたみホール」。阪急伊丹駅から歩いて2〜3分と駅近なのですが、南大阪で仕事をしている私にとっては結構な距離でした(午後5時ちょうどに退社w)。ちなみに阪急伊丹駅で降りたのは生まれて初めてです(多分)。コータローが伊丹でライブをするのは5年ぶりとのこと。さて今日はどんなコンサートを見せてもらえるのかな?

会社から真っ直ぐ「いたみホール」まで来たから当然何も食べていなかったので、ミスドのフレンチクルーラーと缶コーヒーで腹ごしらえ(笑)。これでライブ中はもつでしょうw。そして会場へ…「いたみホール」はまだかなり新しめな印象で非常に美しいホールでした。大ホールは天井も高く音響についても考えられている感じ。今日は期待できそうだ。席ですが、2階の3列目のステージに向かって左から3番目。2階は段差もきちんとあって見やすく、ステージからもそう遠いと感じるほどの距離でもなかったです。ライブを見るならやはりこれくらいの大きさの箱がいいですね。

予定どおりほぼ午後7時ちょうどに暗転。相変わらずシンプルなステージでいつもどおりほとんど何にも置いていませんでした。バックに大きなスクリーンがあるだけ。これは照明効果用なんだろうな。パッと照明がついたと思ったら左袖から右手を振りながら普通に歩いてコータローが登場。さあ1曲目は何かな? 私の予想は「太陽のダンス」。ちなみに7曲目は勝手に「LOVIN' YOU」と予想w。

「TREASURE」
また外れました(爆)。ま、当たった試しがないけどね。1曲目がこれって「コンサートツアー2008 Nature Spirit」と同じだなあ。コータローはこの曲が好きなのかな?
それと音量がやや小さめなような気がして「なんか大人しめのオープニングやな」と思いました。

5年ぶりの伊丹でのライブとあってコータローも嬉しそう。自宅からも近いしね。で、コータロー、最近ランニングを始めたらしいです、毎日2kmだそうですがw。2kmでもゼイゼイ言ってるとか。でも俺もそうやろうなあ。2kmでも無理かも。コータローも大勢と同じく、いろいろ理由をつけて休んでしまってなかなか続かないタイプなんだそうです(ギター以外は、ということか?)。で、続けるコツはちゃんとしたグッズを買うことらしい。スポーツ用品店へ行って本格的なウェアとかランニングシューズを買ったそうです。それを身につけると「さあ! 走るで〜!」って気になるんだとか。まあこれは確かにそうかもしれませんね…φ(..)メモメモ

「Departure」
お〜! この曲って俺、ひょっとしてライブで聴くの初めてじゃないかな? 定番って感じの曲やのに。それにしてもこんなややこしそうな曲をニコニコしながらよく弾くよな(^^) さすがはコータロー!
ただコードをジャラーンと弾いた時の音がなんかイマイチな気がする。低音弦と高音弦のバランスが悪いというか。高音弦の音抜けが悪い感じ。ふむ…
「ブラックモンスター」
この曲ももはや定番なのかな。カッコいいよね。照明はいつものように真っ暗な中での真っ赤な演出が中心。でも、やっぱり音のバランスが悪い気がする(^_^;) どうもそればかりが気になってしまいます。こういうこと考えてライブを見たらいけないんだろうけど…もっと単純に楽しまないとね(^^ゞ
「オアシス」
もはや定番。いつ聴いてもいい曲だなあ。ライブでこれを弾く時は必ず亀岡ギターですね。独特の艶のある音なんだけどイイ音してるなあ。最高。
…でもやっぱり、高音が抜けてないな汗。サビのメロディのところが個人的には物足りない。タッピングハーモニクスの迫力もイマイチ。うーん…

ここで、ラジオ「押尾コータローの押しても弾いても」の「まかせんかい! アレンジャー!」というコーナーで、リスナーのリクエストに基づき200以上の曲をギター1本でアレンジしてきた歴史についてコータローが紹介。最近はネット配信しているので世界中の人が聴いているみたいで、マレーシアからもリクエストが来ているとのことです(「しゃべりすギター」のコーナーだろうね)。でも過去に弾いた曲はやっぱりほとんど覚えていないんだそうです(^^) アルバム1枚にまとめてみようということで「Tussie mussie」が作られたわけですが、1曲1曲昔を思い出しながらアレンジしなおしたということなんでしょうね。安心しました(笑)

「邦題」についての話もありました。洋楽に付いている日本語タイトルのことです。「Tussie mussie」に収録されている「CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU」ですが、これじゃなんかわかんないのでw、レコード会社には邦題をつける担当の人がいるのだとか。この「CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU」の邦題が「君の瞳に恋してる」。「君」「瞳」「恋」、この3文字がいいじゃないですか!みたいな話でした(爆) でも確かに言えるよなあ。あの曲「君の瞳に恋してる」としか覚えてなかったもん。私、Boys Town Gang すら忘れかけてました(^^ゞ

「君の瞳に恋してる」
うーん、初めてでもこういう曲ってよく知ってるもんだから何だか安心して聴けますね(^^) そして素敵なアレンジだなあと実感しました。この曲あたりから音のバランスも凄く良くなってきた気がする。やっぱり片石さん、いろいろイジクってたのかな?
それとこういうアレンジを聴くと、ネイルアタックが凄くキーポイントになっているのがわかる。あれがあるのとないのとじゃ大違いなんだよなあ。アコギテクニックとしてのネイルアタックを広めたのって、コータローの素晴らしい功績として称えられるべきだと思う。
「CLOSE TO YOU」
もうこれは、曲がええわ(爆) 出だし聴いてゾクッとしましたもん。あ、でもそれってコータローのアレンジが素晴らしいということなんだよな。
「TIME AFTER TIME」
岡崎倫典さんのアレンジがずっと好きだったので、コータローバージョンのこの曲はあんまり真剣に聴いていなかったのですが、今日ライブで聴いてメチャクチャ感動しました。素晴らしかった。最高。もう完コピします(爆)
サウンドが素敵だったし、アレンジもシンディー・ローパーのオリジナルバージョンをキメ細かに踏襲したものになっているんですね(気づくの遅い汗)。これは今日の大ヒットや!!
ちなみにw、7曲目「LOVIN' YOU」という予想も見事外れました(T_T)

映画「三本木農業高校、馬術部」のDVDが5月26日発売になるそうです。それにちなんでこの映画についてコータローがいろいろ喋ってくれました。もうDVD買わなくてもいいくらい(笑) 柳葉さんの物真似も披露してましたよw 私も買って見てみようかな、まだ見てないから…

「君がくれた時間」
亀岡ギターでの演奏。これ、いつ聴いてもホントいい曲ですね。シンプルな照明をバックにじわ〜っと流れてくるあのメロディ。こういうのを名曲というんだと思うな。今日の演奏も最高でした。コータローの真骨頂はやっぱりバラードだね! 今日はAlternative Versionに結構忠実に弾いてました。
「Merry Christmas Mr. Lawrence」
定番中の定番。この曲の時だけはいつも照明が高貴な特徴あるものになっているように思います。今日はリバーブがいつもより抑え気味だったような気が…私はこういう音のほうが好きなんですよ。どう弾いているのかわかりやすいから。毎回違うとは思うのですが、今日は特にリアレンジしていたんじゃないかな。
「Purple Highway」
この曲って人気があるのかな。私はそれほど好きじゃなくて、この手の曲なら「Chaser」が好きなんです。タイプが違うといえば違うんですが…でもよく聴いてみるとやっぱりカッコいいですね(^^ゞ 今日のコータローは非常に安定した演奏で聴かせてくれました。

そろそろ尾てい骨のあたりが痛くなってくる時間なので…全員で伸びをしましょう。皆さん、立ってください。せえのぅ、伸びー! お〜! 凄い! このシーンを写真に撮りたいです(笑)

サッカーの選手になりたい。レーサーになりたい。いいじゃないですか! 私も昔「音楽やる!」って言ったら「絶対無理!」って言われました。「無理!」と言われてもそんなの言わせておけばいいんです。夢をあきらめないで…そんな人にこの曲を捧げます!

「翼 〜you are the HERO〜」
今日の「翼」は今までライブで聴いた中で一番良かったと思います。まずサウンドのバランスが最高に良かった。コードストロークのニュアンスがCDのそれに非常に近い感じで出ていて、ホント気持ちいいサウンドでしたよ。演奏も丁寧で非常に安定していました。さすがコータローだ。最高! you are the HERO!!
「Dancin' コオロギ」
…とここでいきなりタカミネを抱えています。今日はこのタイミングでやるのか。
オン ベース 押尾コータロー … 左手一本で結構長時間ジャズベースを弾いていたのが新境地かな(^^)
オン エレキギター 押尾コータロー … 最後のハウリングで遊んでました。まるで吉本新喜劇みたいでしたね(笑)
オン フォークギター 押尾コータロー … アリスの「チャンピオン」をまたまた熱唱! ホンマ好きなんやな。「アリス再結成おめでとう!」って叫んでたっけ? (^^♪
オン 津軽三味線 押尾コータロー … やっぱりいつもより多めに弾いてました(爆)
オン 鼓笛隊 押尾コータロー … あれ、どうやってるのかな? 謎だ。
オン ドラムス 押尾コータロー … ゲートリバーブを使ってかなりファンキーな音作りをしてました。
「HARD RAIN」
やっぱりラストはこの曲。観客も凄い盛り上がりでした。それにしてもこういうのを弾かせたらコータローは天下一品ですね。マイクを通しているとはいえ、アコギ一本であそこまで演じ切れるのはやはりコータローの力量が途轍もないことを証明していると思いました。

アンコール。多分あれだろうな、うん、あれだ。ジャカジャカジャカジャカ…やっぱりね!

「Big Blue Ocean」
ポイントポイントで、CDと同じようにハーモニクスのところでディレイをかけていたのが印象的でした。いつもこんなことしてたっけ?
バックのスクリーンに映し出された青色の画面に波しぶきが立っている感じのエフェクトが施されていて綺麗でした。「HARD RAIN」終了後スタッフが二人ほどスクリーンの裏で何かやっているのが見えましたが、あれはこのための準備だったのかな…

今日は来てくれて本当にありがとう…この時期にホントよく来てくれました!というのが本音です。マスクして家から出てきてくれたんですよね?(笑)

他のコンサートで中止になったのも結構あるみたいやし…でも延期したりすると「その日は行かれへんねん」という人もいるやろうし、「今日のこの日を心待ちにしてました!」っていう人もいるやろうし…でも今日コンサートやってよかったぁと思います。本当にありがとう!

こうやってライブできるのは自分の力だけやない。今日来てくれてる皆さんのおかげです。そういった気持ちを込めて…聴いてください。

「With You」
あ、この曲。そうか、これがあったんだ。アルバム「You & Me」でCharとの共演が実現した曲ですが、今日はソロバージョンです。これが…メチャクチャ良かった。本当に優しく、柔らかく、人を包み込むように弾いてた。素晴らしかった。これ、弾きたい!!

「With You」の余韻を胸に、伊丹を後にしました。最近家では倫典さんの曲を聴く機会の方が多かったんだけど、明日からはまたコータローも聴きまくることになるんだろうな。そう思わずにはいられない素敵なコンサートでした。コータロー、Thank You!!

セットリスト
  1. TREASURE
  2. Departure
  3. ブラックモンスター
  4. オアシス
  5. 君の瞳に恋してる
  6. CLOSE TO YOU
  7. TIME AFTER TIME
  8. 君がくれた時間
  9. Merry Christmas Mr. Lawrence
  10. Purple Highway
  11. 翼 〜you are the HERO〜
  12. Dancin' コオロギ
  13. HARD RAIN
  14. Big Blue Ocean (↓Encore)
  15. With You

文書情報

初稿
2009年5月23日

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